皆さんは知っていますか? 東京に隠れた自然豊かな公園があることを。

名主の滝公園

東京都北区、王子駅から徒歩5分のところにある公園です。
公園は様々な植物が植わっており、公園の中に池や川があるのが特徴です。一般的な公園と違い、散策路を歩いて回るタイプの公園で、歩きながらにマイナスイオンを感じ取ることができるでしょう。

また、植物を大切にしていているのが分かります。大きな公園ではありませんが、夏には川遊びをすることもできます。川ではザリガニなどがいるそうです。

公園の池では、東京ではめずらしい鳥を間近で観察することもできます。

引用:国立国会図書館

名主の滝公園の歴史

なぬしの滝公園は、江戸時代のあんせい年間(1854~1860)に王子村の名主「はたのそんぱち」が自邸に開いたのが始まりです。
“なぬしの滝”の名前の由来もここから来ました。

庭園として整備されたのは、明治の中頃で、「かきのうちとくさぶろう」という人の所有になってからでした。

武蔵野台地の突端である王子近辺には滝が多く、かつて「王子七滝」と呼ばれる7つの滝がありました。このうち「なぬしの滝」だけが現存する唯一の滝となっています。「なぬしの滝」は、都内でも有数の8メートルの落差を有する男滝(おだき)を中心とする女滝(めだき)独鈷の滝(どっこのたき)湧玉の滝(ゆうぎょくのたき)の4つの滝からなります。

なぬしの滝公園は、これらの滝とケヤキ・エノキ・シイ、そして100本余りのヤマモミジが植えられた斜面を巧みに利用して自然の風景を取り入れた回遊式庭園です。

そして、滝から流れ出て出来た小川には夏になると蛍が飛び蛍の光る姿を見ることが出来ると言います。水が綺麗な証拠です。
この公園の奥には茶室があり、予約をすると利用することができるそうです。


また公園の池には、鯉やカモが住んでおり、近くでその姿を見ることができます。さらに、東京ではほとんどみることのできないサギも間近で見付けることができました。警戒心の強いサギをこんな間近で見られるのは幸せだと思いませんか。